新車購入時にかかる「諸費用」の中身
見積もりの中に「税金・諸費用」という項目があり、そのうち税金を除いてもおおよそ5~6万円くらいかかります。中身がよく分からないと納得いかないですし、何とか値引き(カット)してもらいたいですよね?
税金・諸費用の内訳は、主に以下のようになります。
- 税金
- 取得税:50万円以上の車を購入または譲り受けた際に支払う税金
- 重量税:新規登録時と車検時にまとめて支払う税金。重量によって税額が決まる。
- 自動車税:排気量に応じて収める地方税。購入月の翌月から月割で課される。翌年度以降は毎年5月に1年分を支払う。
- 自賠責保険:すべての車の所有者に加入が義務付けられている損害保険
- リサイクル費用:将来、廃棄物として処分(リサイクル処理)される際にかかる費用。購入時にあらかじめ支払う。
- 検査登録代行費用:ディーラーが陸運局で検査登録手続きを行った場合の手数料。印紙代を含むことが多い。
- 納車費用:ディーラーが購入者宅へ納車するサービスを行った場合の手数料
- 車庫証明代行費用:警察署での車庫証明手続きをディーラーが行った場合の手数料
このうち、税金、リサイクル費用、自賠責保険は法律で定められたものなので、値引きはできません。
しかし、納車費用と車庫証明代行費用は、ディーラーによるサービスの価格なので値引き(費用カット)交渉の余地があります。(検査登録代行費用もディーラーによるサービスですが、こちらは現実的に値引きは難しいです。)
納車費用カットはハードルが低い
納車費用は6,000~9,000円くらいが相場ですが、これのカットは比較的ハードルが低いです。とはいっても、ただディーラーにお願いしただけではカットしてくれないこともあります。
そんなときはどうするか、ここまでこのページを読んでいただいたあなたならもうお分かりですね。単なるお願いではなく、別の手札を武器に使うのが交渉の基本です。
さて、この場合の別の手札とは何でしょう?
それは、ディーラーのサービスを断って自分でやることです。自宅まで納車してもらわずに、ディーラーの店舗に出向いて新車を受け取る。ただそれだけですが、提供されていないサービスの料金は払う必要がないのです。
実は最近ではディーラーでの引き渡しが一般的となり、自宅への納車を依頼しなければ納車費用がかかることは少なくなりつつあります。かつては「工場からの陸送分も入る」などと言って、納車費用カットを渋るディーラーも少なからずいたのですが、様変わりしてきたようです。
車庫証明費用のカットはちょっと難しい
車庫証明は、自分で警察署に出向けば手続きできます。代行無しで自分で車庫証明の手続きをすれば、費用カットできます。代行費用はディーラーによって違いますが、カットできれば15,000円ほど安くなります。
ただし、車庫証明手続きは納車費用カットに比べて、若干ハードルが高いです。
- 平日の昼間に警察署に出向かなくてはならない
- 証明用の書類を作成して提出しなくてはならない
書類作成は少し手間ですが、法律上の専門知識が求められることはありません。お住まいの地域の警察署のウェブサイトを調べれば、必要な書類について詳しく説明されています。(参考:警視庁(東京都)保管場所証明申請手続 )
平日の日中はお仕事をされている方がほとんどだと思いますが、書類は自分で作成して提出は家族に頼むとか、余っている有給休暇があれば使うなど、できる範囲でチャレンジしていただければと思います。
無理は禁物納車や車庫証明に比べると、検査登録手続きはかなり難しいです。こちらはディーラーに任せるのが無難です。
諸費用カットしてくれないときはどうする?
今では少なくなってきていますが、地域によっては、納車費用や車庫証明費用のカットに応じないディーラーに当たってしまうことがあるかもしれません。
そんなときは、
- 諸費用カットにこだわらず、その分を別の項目で値引いてもらうように交渉する
と、話がよりスムーズに進みます。
納車費用はカットできますが、車庫証明の方はご希望にそえません。申し訳ありません。
え~えっ!?車庫証明ぐらい自分で警察署に行って手続きできますよ。他のディーラーでそんなこと言われたことないですし。
車庫証明は当社で手続きするのが以前からの決まりでして。
じゃあその分、このオプションを無料にするか、ガソリン満タンにしてください。最後は気持ちよく判子を押させてくださいよ。
理屈では、車庫証明サービスを断る権利があるのは当然です。ですが、ディーラーが長年の決まりとしているなら、簡単には応じてくれないでしょう。
しかしディーラー担当者は無理を通そうとしているのを理解していますから負い目があります。そこを上手くついて、担当者の力でどうにかできそうな別の項目で、値引きや無料プレゼントをもらえるよう交渉する方が得策です。
諸費用カット交渉でコレはやっちゃダメ!
納車費用と車庫証明費用は確実にカットしたいところですが、あせってはいけません。
- 商談の早い段階から諸費用カットを要求するのは損!
交渉とは歩み寄りですから、最初に小さいもので譲ってもらうと、後から大きい要求がしづらくなります。
カットできる諸費用は決して小さくはないですが、車両本体の値引き額はもっと大きいです。値引きしない口実はできるだけディーラーに与えないようにしましょう。
諸費用カットは、判子を押す直前、最後のもうひと押しで要求するのが鉄則です。
- 新車値引き交渉の基本:金額の大きいものから先に話を詰めていく
諸費用カットの前に、まずは競合で値引きアップをしっかり固めていきましょう。
どのライバル車と競合させたら良いのか、車種ごとにご案内しています。 詳細は ↓↓↓ 。値引きに効く競合のさせ方についても解説しています。
上記以外の車種は↓↓↓のメニューからどうぞ。
ご参考以下の新車値引き交渉のノウハウに関する記事もご参照ください。
注目記事あなたが値引きで本当に得したいなら、↓↓↓の記事を忘れずにチェックしておくことをおススメします。
【ご注意】もしあなたが限界値引きをGETできても、それは【見せかけの限界】かもしれませんよ!?
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